さいとー・ま

さいとー・ま

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tort 1

Tort 1

https://www.dictionnaire-academie.fr/article/A8T0806

あかでみーふらんせーず の だいはちはん の ほんやく お する。

 

8e ÉDITION TORT n. m.

だい はち ばん TORT(まちがえ) えむ めいし

 だんせい めいし わ、 えむ めいし と かく。

■ État de celui qui n’a pas le droit, la raison de son côté.

その ひと の がわ で わ ゆるされてない、 ただしくない ひと の じょーたい

その ひと の ほー が なにか お ただしく する  ため の じょーけん 、 なにか お ただしく しる ため の じょーねん が ない ひと の じょーたい。

その人にとっては許されてない、理性がない状態

けいよーし の Droit/e わ、 まっすぐ、 ただしい とゆー いみ である。 めいし の le droit わ けんり や ほーりつ とゆー いみ である。

Avoir le droit de inf. わ「 …する権利がある、…することを許可されている」 とゆー いみ である。

しかし、あかでみーふらんせーず だいはちはん に よれば、 le droit わ ” Faculté*1 de faire quelque chose, d’en jouir, d’en disposer, d’y prétendre*2, de l’exiger, soit que cette faculté résulte naturellement des rapports qui s’établissent entre les personnes, soit qu’on la tienne seulement du pacte social, des lois positives*3, des conventions particulières. ”(https://www.dictionnaire-academie.fr/article/A8D2000)(なにか お する 、 なにか お たのしめる 、 なにか お じゆー に つかえる、なにか お つよく ほしがる、なにか お つよく もとめる、 のーりょく (その のーりょく が にんげん の あいだ に できた かんけい から しぜん に でてくる もの でも、 しゃかい けいやく、げんじつてき な さだめ、 とくてい の とりきめ だけ から ひきだされる もの でも) ) とゆー いみ である。 のーりょく と ゆー より も、 なにか が できる こと とゆー こと である から、 「ゆるされない」 と やくした。

La raison わ わけて かんがえられる とゆー いみ である。もともと わ、 ratio とゆー わける こと から、 すうじ の ひりつ(比率 ) など いみ に なり、 ある もの お ある もの として、 べつ の もの お べつ の もの として わける こと から りせい、ただしい とゆー いみ に なってゆく。

Avoir raison わ、 かんし(冠詞) なし で、 ただしい とゆー いみ であり、 Avoir tort わ、 まちがっている とゆー いみ である。

la raison わ、 あかでみーふらんせーず だいはちはん に よる と、 ”Faculté intellectuelle par laquelle l’homme connaît, juge et se conduit. ” (にんげん が しり、 はんだん し、ふるまう とき に つかう ちてきな(知的な) のーりょく)とゆー いみ である。 また、”Ce qui est de devoir, de droit, d’équité, de justice. ” (ぎむ から、 けんり から、 せいぎ から でてきた もの)とゆー いみ である。 この いみ で も、 ” Réduire quelqu’un à la raison”(だれか お どーり(道理) に したがわせる) の よー に、 la raison と ていかんし あり で つかう。

 

De son côté わ、 だいめいし の さす もの に とって わ、 とゆー いみ である。 Un côté わ、 かたがわ とゆー いみ である。ぷちろわいやる に わ、 « De mon côté, je n'ai aucune objection. » 「私としては何の反対もありません」 とゆー ぐたいれい が ある。 ちなみに、 de son côté わ、 「自分の方へ」(ぷちろわいやる) とゆー いみ も ある。

Son わ、 celui お さしている。

Lequel des deux a tort ?

ふたり の うち どっち が まちがっている の?

ふたり の うち どちら が あやまっている の?

2人のうち間違っているのはどちらだ?

Lequel わ ぎもんし として、 どちら、 どっち とゆー いみ で ある。

どちら わ かたい ひょーげん であり、 どっち わ くだけた ひょーぜん である。

Avoir tort わ まちがっている とゆー いみ で ある。 あやまっている(誤っている) とゆー ことば わ、 tort ぜんたい お あらわす ことば お 「あやまり」 と する とき の たんご である。

Deux わ すーじ の 2 とゆー いみ である。そのため ひと いがい も あらわせる。 しかし、 ここ で わ、 ひと が ふたり いる と かんがえられる。なぜなら あかでみーふらんせーず の ここ で の tort の せつめい わ、 ひと の じょーたい に ついて の せつめい でる から だ。

Ils ont tort tous deux.

ふたり とも まちがっている よ。

ふたり とも あやまっている よ。

2人 とも 間違っている。

Ils わ まえ の しつもん の、 deux お さしている。 Tous deux わ、 Ils と どうかく(同格) で、 どちらか が まちがえている の で わ なく、 どちら も まちがっている こと お、 tous (すべて) とゆー ことば で あらわしている。

Le tort est de votre côté.

まちがい わ あなた の ほー に ある。

あやまち わ あなた の ほー に ある。

間違っているのはあなただ。

せいしょ(聖書) の すすんで ゆるしなさい とゆー はなし の むずかしい ところ として つぎ の ぶん が ある。

https://wol.jw.org/fr/wol/d/r30/lp-f/102012084

Mais imaginez que celui-ci ignore qu’il vous a froissé ou pense que le tort est de votre côté ; alors vous êtes dans l’impasse.

しかし、その ひと が あなた お きずつけた こと お しらなかったり、 あやまち わ あなた の ほー に ある と かんがえている と したら、 いきづまってしまう。

(Froisser わ、 しわくちや に する、 こころ お きずつける と ゆー いみ である。l’impasse わ いきどまり、 ふくろこーじ(袋小路) とゆー いみ である。)

Il a tous les torts.

あの ひと わ かんぜん に まちがっている。

あの ひと わ かんぜん に あやまっている。

ちょくやく わ、 その ひと わ すべて の あやまち お もっている である。

りとれ とゆー じしょ で わ、(https://www.littre.org/definition/tort

Sens 1

Ce qui est opposé à la raison, à la justice.

Il a tous les torts, tous les mauvais procédés sont de son côté.

りせい や せいぎ の はんたい。

Il a tous les torts と わ、やりかた が わるい の わ すべて その ひと の ほー で ある とゆー いみ である。

なので、 tous お 「かんぜん に」 と やくした。

Tout le monde lui donne tort.

みんな が あの ひと が まちがっている と おもっている。

みんな が あのひと に あやまち お おしつけている。

みんながあの人が間違っていると思っている。

Donner tort à qn わ、 「…に非があるとする」(ぷちろわいやる)「…を非難する;…に罪を着せる」 (ロワイヤル)とゆー いみ である。ぷちろわいやる に わ、 « Cet événement a donné tort aux abolitionnistes.» 「この事件は死刑廃止論者が間違っていることを示した」 とゆー ぐたいれい が ある。 

しけい に はんたいする。

らるーす とゆー じしょ の せつめい お いんよー する(https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais/tort/78556)。

 

Donner tort à quelqu'un, déclarer qu'il se trompe, qu'il a mal agi, le désapprouver ; prouver, confirmer que quelqu'un n'avait pas raison : Les derniers événements lui ont donné tort.

Donner tort à quelqu'un わ、 その ひと が まちがっている、 わるい ふるまい お している と あきらか に いう こと、 その ひと お せめる こと; その だれか  が まちがっていた と あきらか に する こと、 たしかめる こと お いみする。さいきん の じけん が その ひと が まちがっていた こと お しめした。

Mal agir と どーし の げんけい に なる とき に mal が どーし の げんけい の まえ に くる の わ、 mal が とくしゅ な ふくし である こと お ものがたっている の だろー か?

 

TLFi の せつめい お いんよー する。(https://www.cnrtl.fr/definition/tort

c) Donner tort à qqn. Déclarer que quelqu'un est dans l'erreur*4,qu'il n'est pas dans son bon droit*5, qu'on le désapprouve. Anton. donner raison*.

Donner tort à qqn. わ、 だれか が まちがい って いる こと、ただしくわ ない こと、その ひと お せめる こと お あきらか に いう こと お いみする。はんたいご わ、 donner raison(ただしい と する)である

Je me retirais. La mère me retint, et faisant le bon soldat, elle donna tort à sa fille (Restif de La Bret., M. Nicolas, 1796, p. 152).

ひきさがろう と した。 はは に ひきとめられ、よい へいたい に され(faisant le bon soldat)(わからない)、 はは わ むすめ お せめる。(Restif de La Bret., M. Nicolas, 1796, p. 152).

Nous obéirons tous deux au même sentiment (...). J'aurai donc mauvaise grâce*6 ou non, être bien ou mal venu*7 à la faire."(https://www.dictionnaire-academie.fr/article/A8G0692)(ひろい いみ。 Bonne grâce, Mauvaise grâce(いいかんじ、 びみょー な かんじ)が いみ する の わ、 みて きにいる か きにいらない か の ありかた である。ひゆ、Avoir bonne grâce à faire quelque chose (する たちば に ある)、Avoir mauvaise grâce à faire quelque chose(する たちば に ない)が いみ する の わ、 それ お する こんきょ が ある か ない か、 それ お する しかく が ある か ない か、 である。  )ちなみに、 ぷちろわいやる わ ”avoir mauvaise grâce à [de] 不定詞” で 「…する資格がない、する立場にない」 と やくしている。)) à te donner tort, chère tête, et je me donne raison (A. France, Thaïs, 1890, p. 239).

わたしたち わ ふたりとも おなじ きもち に したがう こと に なる(…)。だから きみ お せめる き に わ なれない だろー し、たいせつな とっぷ よ、(chère tête、 わからない。)じぶん  が ただしい と おもっている。(A. France, Thaïs, 1890, p. 239).

♦ Se donner tort. Plus tard, je me fusse*8 senti coupable; un orphelin conscient se donne tort; offusqués*9 par sa vue, ses parents se sont retirés dans leurs appartements du ciel (Sartre, Mots, 1964, p. 11).

Se donner tort (じぶん お せめる)。あと で、 じぶん わ つみぶかい と かんじていた、 いしき の ある みなしご わ じぶん お せめていて、 その まなざし に き お わるくした りょーしん わ じぶんたち の そら の へや(leurs appartements du ciel、てんごく の こと か? わからない) に ひきさがっていった。(Sartre, Mots, 1964, p. 11)

− [Le suj. de la loc. désigne une chose] Aller à l'encontre de*10, démentir*11. Sous l'influence d'un préjugé métaphysique, on avance que le principe de la conservation de la force s'appliquera à la totalité des phénomènes tant que*12 les faits psychologiques ne lui auront pas donné tort [à cette proposition] (Bergson, Essai donn. imm., 1889, p. 124).

じゅくご の しゅご が さす の が もの である。と むじゅん する、に はんする。けいじじょーがく の へんけん の えいきょー で、 ちから の ほぞん の げんそく わ げんしょー ぜんたい に あてはまって いられる の わ、 しんりがくてき じじつ が (この めいだい) が まちがっている こと お しめしていない あいだ である と いわれている。(Bergson, Essai donn. imm., 1889, p. 124).

 

 

Vous avez grand tort de parler comme vous faites.

いま みたい に はなす の は おおまちがい です  よ。

あなたがしているように話すのは大間違いですよ。

Avoir tort de inf. わ 「…するのは間違っている」(ろわいやる) とゆー いみ である。ろわいやる に わ « Vous avez grand tort de m'accuser.»「私を非難するのは大間違いです」 とゆー ぐたいれい が ある。

 

Comme vous faites わ、 comme vous parlez の かわり である。 Parler お くりかえさない よー に、 faire お つかった と かんがえられる。faire わ「〚文〛〚目的語なしで 〛そうする〚de/pour/avec... に対して〛」(ぷちろわいやる)とゆー いみ が ある。まえ に でてきた どーし の かわり と なる。 ぷちろわいやる に わ、 «Je ne sais pas chanter aussi bien que vous faites. »「私はあなたのようにうまくは歌えない」 とゆー ぐたいれい が ある。

「あなた の よー に はなす の わ おおまちがい です よ」 でも いい かもしれない。

 

*1:une faculté わ 「能力、才能」「学部、大学」「権利;裁量権、自由」 とゆー いみ である。

*2:prétendre à わ 「…を要求する;切望する」(ぷちろわいやる、prétendre)とゆー いみ である。

*3:positif わ 「現実的な、実際的な」(ぷちろわいやる、positif) とゆー いみ である。

*4:ろわいやる、 erreur に わ "Vous êtes dans l'erreur" で 「あなたは間違ってますよ」とゆー れいぶん が ある。

*5:ぷちろわいやる droit3 に わ "avoir le droit pour soi; être dans son (bon) droit" で 「(道徳的、法的に)正しい、理がある」 とゆー れいぶん が ある。

*6:"Par extension, Bonne grâce, Mauvaise grâce signifient Manière d’être qui plaît ou déplaît au regard. (...)Figurément, Avoir bonne grâce, Avoir mauvaise grâce à faire quelque chose signifient Être fondé((ろわいやる わ、 "être fondé à inf." で 「する根拠がある;…する資格がある」と かいている

*7:ぷちろわいやる わ ”être mal venu de 不定詞” で 「…する根拠[資格]がない」 と かいている。

*8:être の せつぞくほう はんかこ。なぜ せつぞくほー か わからない。

*9:offusquer わ 「不快にする、気を悪くさせる;怒らせる」(ろわいやる、offusquer) とゆー いみ である。ここ で ふくすう の s が ついている こと から、 おや に かかっている と わかる。

*10:ろわいやる に わ "Ce phénomène va è l'encontre de la théorie traditionnelle."「この現象は伝統的理論とは矛盾する」とゆー れいぶん が ある。 à l'encontre de.... わ 「(…に)反対して、逆らって;(…とは)逆に」(ろわいやる) とゆー いみ である。

*11:démentir わ 「〈人(の言うこと〉を否定する、否認する;〈情報など〉を打ち消す」 や 「〔状況・態度・行動などが〕…に反する、矛盾する」(ぷちろわいやる、démentir) とゆー いみ である。

*12:tant que わ 「…する限り、…する間は」や 「である間(に)」(ぷちろわいやる、tant) とゆー いみ である。