さいとー・ま

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さいとう・まの。おしごとは manoestasmanoあっとgmail.com (あっとを いれかえてください)まで。

2022-01-01から1年間の記事一覧

リッチ『女から生まれる』読書会14

146ページ 訳ミス Prepatriarcal なので、父権的宗教ではなく、前父権的宗教 147ページ 訳ミス Prepatriarcal なので、父権的思想ではなく、前父権的思想前父権的社会では、さまざまなものに女性を結び付けて崇拝していた。これは、その時代の女性の力が高く…

リッチ『女から生まれる』読書会13

メモのままです。140ページ、6節から。技術を男のものとみなしすぎというプレシアードによる批判 女の力を重視することの危険と希望。 身体の自己制御をポジティブに捉えるか、出産の力を女の力と捉えるかというのは大きな違いである。 妊娠・出産を重要視し…

リッチ『女から生まれる』読書会12

メモのままです。訳127ページデイヴィスの評価。現在の家父長制に対する神話として、評価できる。 デイヴィスの本の内容が不明。 男は物理的なものしかできないのに対して、女は物心のどちらもできるという主張。それをリッチは神話として、評価している。Ja…

リッチ『女から生まれる』読書会10

メモのままです。124ページから。 第四章第二節から。ブリフォールトのまとめ。 ブリフォールトによる父権制への否定的な評価や、その資料の重要性をリッチは高く評価しつつ、資料の分析以外の主張についてはリッチは否定的に評価をしており、女性において知…

リッチ『女から生まれる』読書会09

メモのままです。エンゲルスの母系制から近代資本主義により父権制にいたるという考え方がある。 バッファオーフェンからでてきた母権制の議論ではあるが、バッファオーフェンとしてはステレオタイプ的なジェンダー観を持っている。古代宗教の女神たちへの信…

リッチ『女から生まれる』読書会08

第4章に入りました。メモです。女性は言葉の上で残されていなかった。 歴史学ではなく、人類学から見ていくことで、西洋母親の力を認めないこととしての自己犠牲をとらえている。 非西洋社会には母権制があるということを主張している。 母親の力を認める時…

リッチ『女から生まれる』読書会07

今回はメモのまま掲載します。 前回→hunihunisaito.hatenablog.com 明確な差別的なものだと男たちも真剣に向き合わざるをえない。 優遇されている(神聖か、ポストフェミニズムにおけるフェミニズム) あいまい、両義的な建付けで女性が神聖であるとして 隠…

リッチ『女から生まれる』読書会06

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). 前回→ hunihunisaito.hatenablog.com次回→ hunihunisaito.hatenablog.comwww.fukkan.com6節。112ページから113ページ。 要約 6 女はマルクス…

リッチ『女から生まれる』読書会05

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). 前回→ hunihunisaito.hatenablog.com 今回→ hunihunisaito.hatenablog.comwww.fukkan.com107頁から。5節から。 要約 5 1950年代家父長制を批…

テキストマイニングへの道02

前回のつづきです。 前回→ hunihunisaito.hatenablog.com前回は、KHcoder(けいえいちこーだー)を使う前までの途中経過を書きました。 続いて、KHCoderの導入と、Python(ぱいそん)のプログラミングについて書きます。 KHCoder KHCoder(けいえいちこーだ…

リッチ『女から生まれる』読書会04

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). 前回→hunihunisaito.hatenablog.com 次回→hunihunisaito.hatenablog.comwww.fukkan.com 103頁から。 要約 1960年代にピルの登場と性革命によ…

リッチ『女から生まれる』読書会03

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). 前回→hunihunisaito.hatenablog.com 次回→hunihunisaito.hatenablog.comwww.fukkan.com 100頁2段落から。 要約 女は力を三つの仕方で経験す…

向井『ラカン入門』読書会1

向井雅明(むかい・まさあき), 2016, 『ラカン入門』筑摩書房(ちくま・しょうぼう)( https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096760/ )を読む読書会にお邪魔させてもらいました。その読書会のURLは以下の通り。 https://psy-soc.web.wox.cc/今…

リッチ「女から生まれる」読書会2

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). 前回→hunihunisaito.hatenablog.com 次回→ hunihunisaito.hatenablog.comwww.fukkan.com 96頁2段落から。 要約 女が力を持つことを、男が情…

トランス男性から性の旧体制への手紙

ポール・B・プレシア―ドが2018年にリベラシオンという日刊紙に発表した記事「トランス男性から性の旧体制への手紙」を訳した。スペイン出身の哲学者でありアートキュレーターでもあるポール・B・プレシア―ドは異性愛主義のひどさについて論じ、欲望を変え…

テキストマイニングへの道01

テキストマイニングができるようになるまでの努力の成果を残したい。 詳しいわけではないので、記述は信用しないこと。しかし、間違っていたら教えてください。2022/9/9 テキストマイニングをしたいと思った。ツイッターの文章を調べたい。 2022/9/10 テキス…

リッチ『女から生まれる』読書会1

アドリエンヌ・リッチ(高橋茅香子(たかはし・ちかこ)訳), 1990, 『女から生まれる』晶文社(しょうぶんしゃ). www.fukkan.com次回→ hunihunisaito.hatenablog.com 基本情報 親密さ研究会でリッチの『女から生まれる』を読んでいます。読書の記録をしま…

触発する言葉001

ジュディス・バトラー(竹村和子(たけむら・かずこ)訳), 2015,『触発する言葉――言語・権力・行為体』岩波書店(いわなみしょてん). をひたすら、ゆっくり読んでいく連載を始めます。マラソン的に、長く続けていきたいです。「序章 言葉で人を傷つけるこ…