さいとー・ま

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動物倫理読書会02

『動物倫理の最前線』の読書メモ
human animal studies 人間動物関係学
animal studies 欧米圏を中心に学際的な領野としてある。
critical animal studies
動物解放の運動を生んだ流派。
動物擁護運動 animal protection が動物倫理と関係があることはあるが、動物福祉的な動物利用を前提としたペットなどの福祉派と、解放派の間には大きな溝がある。

動物倫理と動物研究は、それぞれアクティヴィズムから学際的にでてくる。批判動物研究は、動物倫理だけでなく、さらに運動からでてきたという含意がある。
解放、倫理、福祉。

生きとし生けるもの→古今和歌集から。
「人ならぬ動物、人間、そして自然を苛む暴力は、根底において結び付き、相互に強め合う関係にある」(14ページ)
連帯

テロリズムの盛り上がりで、反主流文化がテロリストとみなされる。
マルチスピーシーズという人類学系は、記述によっていて、批判よりも分析に近い。
人間差別:人間の特定の集団への差別
種差別という名称を使わっていない。シンガーの印象?導入コストがありそう。
「種差別は差別なのか?」という議論がある。差別であるという認識は作りあげられる必要がある。認識の獲得がある。種差別があるのは解釈闘争で確立するプロセスがある。ここに種差別があるというクレイムする主体がいない状況。反差別運動のあり方が違うという議論がある。不当な区別ではなく、当事者集団による申立てという点を出発点になることがある。

理論は支配を消し去るためにある。
クィア・セオリーの理論は変革のためというこだわりをもっている森山(もりやま)とない飯野(いいの)。

ろうとしても送れないので、こちらに送ります…9.11とは関係ないのですが、環境活動家が近年で一番殺害されてしまっているそうです(殺害に関する記事なので、ご注意ください、そしてBBCですみません)

「このデータは、気候危機との闘いが一部の人に耐えられないほどの重荷を背負わせていることと、そうした人たちが、持続不可能な地球温暖化への対抗で欠かせない森林や河川、生物圏を救うために命を懸けていることを、あらためて知らしめるものだ」
ラテンアメリカ:脅かされる環境保護者 - GNV

何言っているか分からない、だけで批判することはできなく、マイノリティの考えはしばしば分かりにくいとされてきたことに留意したい。
何が難解なのか、というのは結構むずかしい。

人間動物関係学
Human-Animal Studies | Hazuki Kajiwara Home
anthrozoologyという単語もある。
人と動物の関係学会というものが日本にもある。
「いたずらに難解な」がいたずらに難解だ。