さいとー・ま

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リッチ『女から生まれる』読書会10

メモのままです。

124ページから。
第四章第二節から。

ブリフォールトのまとめ。
ブリフォールトによる父権制への否定的な評価や、その資料の重要性をリッチは高く評価しつつ、資料の分析以外の主張についてはリッチは否定的に評価をしており、女性において知性と母性的愛他主義が両立するということをブリフォールトは認識しないことをリッチは批判しているようだ。ブリフォールトが生物学的かつ魔術的な基礎を社会に見出していることをやや批判しているかもしれない。
父権制は、対等な人同士の関係である社会的な関係とは逆である、とブリフォールトは考えていた。

母性的愛他主義とは?
maternal altruism(母の利他主義
愛他主義はコントが使っていたらしい。
ケアとか慈しみでは。
子どもを育てることと関係しているようだ。
母の持っているような愛他主義と理解できる。
家族の構成員に対するケアを行うことが母という概念に含まれてそうだ。
ケアを行うことを生物学的な基盤(生殖、血、食べ物)という言葉で表現していると思われる。


霧のなか

霧の中

母の愛、男女の結婚のなかで、父権制的知性が消え去ることをブリフォールトは理想と考えている。
リッチはブリフォールトの視界が曇っていると批判している。
リッチは、母の愛の中で知性が消え去るというブリフォールトの考えを批判している。
強制的異性愛の批判をしてもよさそうなのに…。

”nurture more than our individual children”(91)
色々なケア労働のことをいっていると思われる。