リッチ『女から生まれる』読書会14

146ページ 訳ミス
Prepatriarcal なので、父権的宗教ではなく、前父権的宗教
147ページ 訳ミス
Prepatriarcal なので、父権的思想ではなく、前父権的思想

前父権的社会では、さまざまなものに女性を結び付けて崇拝していた。これは、その時代の女性の力が高く評価されていたことをしめしているとリッチは考えている。しかし、父権制では女性は否定的なものに限定されて結び付けられてしまう。

父権制の悪さを指摘すると同時に、踏みにじったものを探ることはしがち。
思想に関心を持っていた。信仰に関心を持っていた。
言語への関心だけではないと思った。壺や、人類学など。
ラディカル・フェミニストの系列にいるリッチ。
新左翼出身、または社会主義出身なので、下部構造の話が好き。マルクス主義は経由しているはず。
法や経済への関心がまだ出ていないのは面白い。
ラディカルフェミニストを名乗っていた人たちはNOWへの反発。
あらゆる社会のゆがみの根本に家父長制があり、と諸悪の根源として家父長制をすえるから、根本を倒せばというラディカルさを表していると説明される。
当初ラディカル・フェミニストを名乗っていた一人のアトキソンは急進的という、徹底的という意味でラディカルと名乗っていた可能性はあり。
だれが一番徹底しているかの争いをしている。より徹底している勝負。
文化派フェミニズムが自分たちこそがラディカルフェミニズムと名乗っていることが多い。

第五章に入った。
経済のはなし、母の力と性的魅力に対抗するために男が母性の弱弱しいかたちを称賛してそれ以外を攻撃している。