さいとー・ま

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リッチ『女から生まれる』読書会17

リッチ『女から生まれる』についてのメモ。
第二章。

・仕事をせざるを得ない母
現実に即している→子の世話をしなければならなかった。ニーズがあった。
褒めたたえられるからやっているというより、やらざるを得ないからやっていた。
「12歳から25歳の子どもがいた」→「12人から25人の子どもがいた。」 an ordinary family consisted of from twelve to twenty-five children
母親業を続けざるを得ない。

白人女性が経験していたことと黒人奴隷の女性が経験していたことを連続的に書きすぎている。
奴隷状態という比喩から、奴隷制度にスムーズに移動することで、
白人女性が奴隷状態という比喩で表現することで歴史を簒奪する。白人のリアリティを説明するために黒人の歴史を使う。
不在の指示対象というアダムズ『肉食の性の政治学』の概念がある。女性の経験を動物に例えることで、動物への暴力を軽く扱ってしまう。

・19世紀から女を家に閉じこめる方向に向かった
「家族」が一種、宗教的な強迫観念になっている→「家庭」が…
家に押し込められたことは人種化された経験である。また、1945年後の経験(家に閉じこめられる)を長く見ているかも?

・宗教的な考え方になる家庭
american tract societyは聖書を短くして配ったグループ。
ラクト:短いパンフレット。
バイロン:性に奔放だった詩人
「母親が父権制のために役立つことは確かだ。ひとりの人格で宗教、社会的良心、国家主義を示す。制度化された母性はほかのすべての制度を復活し、よみがえらせる。」
黒人と女性の選挙権の競争。黒人を解放するために白人女性が国家を道徳化するという話がフェミニストの間ではやったこともある。
罪と救済を担うことになる母親。
家事指南本作家→アンクルトム